LabVIEWからTeamsにメッセージを送信する

その他

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この記事で扱っていること

  • Windows TeamsにLabVIEWからメッセージを送る方法

を紹介しています。

Microsoftが提供しているTeamsアプリは、個人間あるいはグループでのチャットをはじめとした、コミュニケーションツールとして、普段の仕事で使用されている方も多いのではないかなと思います。

よく使うツールだからこそ、LabVIEWからTeamsに通知を送ることで、例えば特定のタスクが終わったことをグループ全員に知らせたりといったニーズにこたえられるようになります。

本記事では、Teamsに通知を送るためのプログラムと、そのプログラムを送るのに必要な準備について紹介しています。

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どんな結果になるか

今回の記事ではTeamsに通知を送るという機能の紹介であるため、特定のviで特定の制御器をフロントパネルに配置するなどといった準備は必要ありません。

が、わかりやすさのためにフロントパネルに、Teamsに送りたいメッセージを入力するための文字列制御器を配置しています。

プログラムを実行すると、この文字列の値がTeamsに通知される、という仕組みです。

プログラムの構造

プログラムそのものは実に単純です。

HTTPクライアントviで適切なヘッダをつけて指定のWebhook URLに通知メッセージを送るだけです。

HTTPクライアント関数は関数パレットの「データ通信」、「プロトコル」にあります。

Teams側の設定

プログラムの例で紹介していた、POST.viのURL入力に渡す文字列ですが、これはあらかじめTeams側で設定しておくことで入手できます。

以下ではそのTeams側の設定の方法を紹介します。ただし、Teamsの画面はバージョンの違い等で変わる可能性があります。

以下の説明で紹介している画像の状態は2025年8月現在のバージョンのものになります。

また、Teams上で、mytestteamというチームがあってその中にmytestchannelというチャネルがあるという前提とします。

通知がいくのはmytestchannelに対して、になりますが、設定を行うためにこのmytestchannelのチャネルの管理を選択します。

開いた画面で、コネクタという項目があるのでこれを編集します。

編集画面で、Incoming Webhookを探して追加します。

(以下の図では既に追加されている状態なのでConfigureというボタンとなっていますが、確か追加されていない状態だとAddなどとなっていたかと思います)

次に、名前を指定します。

この名前は、このチャネルに対してメッセージを送った際に「XXXさんが新しいメッセージを投稿しました」などと通知が出る際の「XXX」に出る名前となります。

名前を指定したらページ下部にあるCreateを選択します。

URLが発行されるのでこれをコピーします。

コピーしたURLをプログラムのPOST.viのurl入力にそのまま使用します。

これで準備は終了です。

本記事では、LabVIEWからTeamsにメッセージを送る方法を紹介しました。

Teams側での設定も時間がかかるわけではないので簡単に取り組めると思います。

ただし、私はセキュリティ云々の話はわからないので、この方法がセキュリティ的に安全かどうかはご自身でご判断いただければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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