この記事で扱っていること
- Viスクリプト小プログラム
を紹介しています。
注意:すべてのエラーを確認しているわけではないので、記事の内容を実装する際には自己責任でお願いします。また、エラー配線は適当な部分があるので適宜修正してください。
LabVIEWはプログラミング言語ですが、LabVIEWプログラムを書くためのプログラムもまた、LabVIEWで書くことができます。
これはいわゆるスクリプト機能として以前別の記事で紹介していました。
この辺りの機能を使って、VI全体を書くというよりはVIの編集を少しだけ、あるいはピンポイントで、楽にできる方法がいくつかあります。
本記事ではそんな例を2つ紹介します。
どちらもブールデータを対象にしていますが、片方はブールでなくても使えます。
どんな結果になるか
一つ目の例では、フロントパネルに配置した制御器のラベル名を一括で変更したいという場合に使用できます。

二つ目の例は、ブール制御器のラベルを、ブールテキストに一括で変更するというもので、地味に役立つことがあります。

プログラムの構造
ラベル名の一括変更の例のプログラムがこちらです。
説明することもあまりないのですが、対象のVIのリファレンスからフロントパネルを調べ、ブール制御器があったらそれに対してラベルを指定しています。

もう一つのプログラムでは、プロパティノードを一つずつ使って、ラベルテキストを取り出しブールテキストに反映させて最後にラベルを消しています。
ラベルを消す必要がない場合には最後のプロパティノードは省いてください。

特定のクラスに変換するときの指定はショートカットで
上で紹介したプログラム例では、途中、特定のクラスに変換するために、「ブール」と指定をしています。
この指定子定数、選択肢が多くあってこの中から「ブール」という項目を見つけるのは大変なので、名前がわかっている場合にはクイックドロップショートカットを使うのがオススメです。

本記事ではviスクリプトの機能を使ってちょっとした手間をプログラムで一括解決する方法を紹介しました。
このような、人力でやるのは面倒だけれどプログラム的にやると一瞬、という作業は他にもあると思うのでまた今後も紹介していこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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