注意:この記事は、本ブログでLabVIEWの初心者の方向けに使い方を解説した「まずこれ」シリーズの中で、自分が知りたい内容はどの記事に載っているの?ということを紹介しているまとめ記事です。まずこれシリーズ記事が増えるたび更新の予定です。
本ブログではLabVIEW初心者の方向けに、様々な記事を書いてきました。 LabVIEWを触ったことがない方に向けて、それなりのプログラムが書けるようになるところまで基本的な事柄を解説していこうという試みとして「まずこれ」というシリーズとして各記事で色々な基本的ことがらを紹介してきたつもりです。
「まずこれ」シリーズで書いてきたものも結構な記事数となっているため、本ブログに来ていただいた方向けに各記事がどのような内容について書いているのかをまとめてみました。少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。
なお、そもそもLabVIEWをインストールするところからはじめる!という方は以下の記事を参考にして頂けるかもしれません。
2023年7月27日追記
なお、まずこれのシリーズとは別に、速習シリーズというものも書いています。
違いとしては
- まずこれシリーズは、LabVIEW初心者の方が一通りの使い方を知り、いくつかのプログラムの作り方(デザインパターン)についてどんなものかイメージができるように紹介。日本語LabVIEWを使用。全30記事
- 速習シリーズは、とにかくプログラムを早く作りたいという方向けに最低限必要な要素だけに絞って、簡単なプログラム作りを通してLabVIEWとはどんなものかイメージできるように紹介。Community Editionという無償版LabVIEWを使用(Community Editionは英語版しかないので画面は英語表記)。全8記事。
という違いがあります。
もしとにかくLabVIEWでプログラムを書くというのがどんなことなのかすぐに知りたいという場合には速習シリーズの方が合っているかもしれません。
ニーズに合わせて選んでみてください。
追記終わり
- 使い始めからステートマシンまで
- まずこれシリーズ① LabVIEWを知ろう
- まずこれシリーズ② LabVIEWで初めてのプログラムを作る
- まずこれシリーズ③ プログラムの流れを理解しよう
- まずこれシリーズ④ エラー処理を理解しよう
- まずこれシリーズ⑤ データタイプを知ろう
- まずこれシリーズ⑥ 演算プログラムを作りデバッグツールに慣れよう
- まずこれシリーズ⑦ ファイル保存するプログラムを理解しよう
- まずこれシリーズ⑧ ヘルプを活用しよう
- まずこれシリーズ⑨ 配列について知ろう
- まずこれシリーズ⑩ 繰り返し処理の基本を知ろう
- まずこれシリーズ⑪ 繰り返し処理を使いこなそう
- まずこれシリーズ⑫ チャートとグラフを使ってみよう
- まずこれシリーズ⑬ クラスタ操作に慣れる
- まずこれシリーズ⑭ 列挙体について知ろう
- まずこれシリーズ⑮ LabVIEWで条件分岐
- まずこれシリーズ⑯ イベントストラクチャについて
- まずこれシリーズ⑰ 関数を作る(サブVIの話)
- まずこれシリーズ⑱ プロパティノードとインボークノード
- まずこれシリーズ⑲ タイプ定義を理解しよう
- まずこれシリーズ⑳ プロジェクトエクスプローラを使おう
- まずこれシリーズ㉑ ステートマシンを理解しよう
- 並列処理を活かしたプログラムパターン、生産者・消費者デザインパターンまで
- さらにプログラムの幅を広げる
使い始めからステートマシンまで
まずは、LabVIEWを使い始めてから、最初の(それでいて強力な)デザインパターンであるステートマシンに至るまでの記事です。
LabVIEWに限らないですが、プログラムをただ漫然と書くのではなく、便利に使えるテンプレートを知っておくことで、多彩なことができます。そんなテンプレートの一つである、ステートマシンを理解するまでの様々な事柄を紹介しています。
まずこれシリーズ① LabVIEWを知ろう
何はともあれまずはLabVIEWって何?というところのお話です。サンプルプログラムを例に、LabVIEWプログラムがどのような見た目をしているか、といったことを紹介しています。
まずこれシリーズ② LabVIEWで初めてのプログラムを作る
色々なプログラム学習で一番最初にありがちな、「Hello World」を表示させるということを例に、プログラムを作る際の基本的な操作を紹介しています。
まずこれシリーズ③ プログラムの流れを理解しよう
LabVIEWでは、プログラムの順番の読み方がテキスト言語と異なります。この読み方がわからないと自分で作ることもできないので、どのようなルールがあるかしっかり覚える必要があります。
といってもルールが多いわけではなく、そこまで複雑でもありません。そんなプログラムの順番について解説した記事です。
まずこれシリーズ④ エラー処理を理解しよう
LabVIEWもプログラムなので、当然書き方が間違っていたりアルゴリズム的に正しくない場合、そもそも動作しなかったり予想した結果を得られません。そのような場合にはデバッグを行います。
初めの段階でエラー処理、デバッグに慣れた方が、この後も自力でプログラムを作る際に役立つと思います。というわわけで、本格的にプログラムに入る前に簡単なデバッグのためのツールをまとめました。
まずこれシリーズ⑤ データタイプを知ろう
プログラムを作るうえで書かせないのが、扱うデータの種類の理解とその扱い方です。LabVIEWで様々なデータを扱う上で、どのようなデータの種類として扱えるのかといったことを紹介しています。
まずこれシリーズ⑥ 演算プログラムを作りデバッグツールに慣れよう
データタイプとして扱うことが多いであろう数値データを使って、「Hello World」を表示するよりも少し進化して演算プログラムを作る手順を紹介しています。
またこの過程でデバッグツールを実際にどう使うか、より実践的な方法についても紹介しています。
まずこれシリーズ⑦ ファイル保存するプログラムを理解しよう
プログラムを作って実行し、何らかの結果を得たとき、これを保存できなければその結果は消えてしまいます。
データを保存する方法をしっかり理解して、より有意義なプログラムを構築するための基本的な事柄をまとめています。
まずこれシリーズ⑧ ヘルプを活用しよう
LabVIEWでは関数パレット上に使用できる関数がまとまっているため、どのような処理ができるかについては分かりやすいと思うのですが、その一方で個々の関数を正しく使用する必要があります。
そんなとき、LabVIEWで便利に活用できるヘルプの扱い方について紹介しています。
まずこれシリーズ⑨ 配列について知ろう
データをプログラムの中で扱う際に、もっともよく使用する形態が配列だと思います。これは、数値や文字などを問わず、様々なデータをまとめて扱う際に必ずマスターする必要があるデータタイプです。
プログラムの中で処理を繰り返す手法を扱う前に、まずはそれらデータのまとまりを示す配列について紹介しています。
まずこれシリーズ⑩ 繰り返し処理の基本を知ろう
プログラムに実装するアルゴリズムの中でも超基本的な要素の一つである、繰り返し処理です。大きく分けて二つの種類があり、これらの区分とどのような使い方をするかの実例を紹介しています。
まずこれシリーズ⑪ 繰り返し処理を使いこなそう
繰り返し処理についてさらに深堀した内容です。この内容を知っていると知らないとでは、作れるプログラムの幅が違います。
前のループの結果を次のループで使用するシフトレジスタは、プログラムのデザインパターンの一つであるステートマシンを理解する上で必要となるのでぜひ覚えてもらいたいと思います。
まずこれシリーズ⑫ チャートとグラフを使ってみよう
複数のデータを配列で扱い、これを使用して処理を行う繰り返し処理の手法について知ったら、その結果をチャートやグラフで表示することで、見た目にもわかりやすくなります。
LabVIEWで明確に区分されるチャートとグラフの違いを紹介しています。
まずこれシリーズ⑬ クラスタ操作に慣れる
配列と対比されるクラスタデータタイプを扱っていきます。 初めて扱ったときには 何のためにこれが必要なのか理解しにくいものなのですが、配列と何が違うのか、どういった場面で使用されるのかを理解して使いこなせるようになると、後々大変便利なデータタイプと気づかされます。
まずこれシリーズ⑭ 列挙体について知ろう
項目を列挙することができるデータタイプ、列挙体について紹介しています。一つ目の通過点であるステートマシンのデザインを構築する上で、切っても切れない関係があるデータタイプです。
まずこれシリーズ⑮ LabVIEWで条件分岐
繰り返し処理と同じく、プログラムに実装するアルゴリズム構築に無くてはならない条件分岐の方法を紹介しています。
ステートマシンを構築する上で各ステートを分ける重要な要素になっています。
まずこれシリーズ⑯ イベントストラクチャについて
プログラムの効率を上げるために覚えておいた方がいいイベントストラクチャについて紹介しています。ステートマシンのプログラムを組むのに必須ではありませんが、このストラクチャを使えるようになるとメモリや実行速度に無駄のないプログラムを作りやすくなります。
まずこれシリーズ⑰ 関数を作る(サブVIの話)
LabVIEWの関数パレットにある既存の関数だけでなく、自分でオリジナルの関数を作成する話ですが、わかりやすくコンパクトに機能をまとめることにも役立ちます。
まずこれシリーズ⑱ プロパティノードとインボークノード
プログラムを組むうえでアルゴリズムの側面以外に必要となる、プロパティやメソッドの変更に関する組み方を紹介しています。
やれることは種類が多いのですが、まずは基本的な操作に慣れ、その後どのような項目があるかを知ってできることを増やしていける便利な機能です。
まずこれシリーズ⑲ タイプ定義を理解しよう
ステートマシンを組むうえでその特徴を最大限活かせるように覚えるべき機能です。
そればかりではなく、見た目を統一したり、アルゴリズムの統一性を保つことにも役立つ機能で、この使い方に慣れたらもうステートマシンの準備は整ったことになります。
まずこれシリーズ⑳ プロジェクトエクスプローラを使おう
いよいよステートマシン・・・の前に、様々なサブVIを使用する、ある程度の大きさのプログラムを上手に管理するためのプロジェクトエクスプローラの機能を紹介しています。
このプロジェクトエクスプローラは、LabVIEWのソフトがないPCでLabVIEWプログラムを動かす、EXE形式のファイルを作成するのにも必須になっています。
まずこれシリーズ㉑ ステートマシンを理解しよう
まず一区切りとなる、LabVIEWのデザインパターンの一つであるステートマシンを紹介しています。
これまでに紹介してきた様々な事柄を集約し、フローチャートをそのままプログラムに落とし込める強力なテンプレートを覚えることで、自力でプログラムを構築する際の考え方が見えてくると思います。
並列処理を活かしたプログラムパターン、生産者・消費者デザインパターンまで
ここから先は、生産者・消費者ループまでの各記事です。
フローチャートが書ければそれをそのままプログラムに落とし込める、便利なステートマシンから、さらにLabVIEWが並列処理を簡単に実装できる特性を活かして別のデザインパターンである生産者・消費者デザインパターンまでの記事です。
まずこれシリーズ㉒ 並列処理と変数について
LabVIEWは並列処理のプログラムが簡単に書けます。それはそれで便利なのですが、これまでに紹介してきた内容だと実現できない操作も出てきたりします。
並列処理と、これを使用するにあたって新たに覚えるべき変数の扱い方について紹介しています。
まずこれシリーズ㉓ キュー関数を活用しよう
LabVIEWによる並列処理のプログラムを書く上で変数についての弱点を克服する方法を紹介しています。
並列処理を活かした、より効率のいいプログラムをいかにして作るか、キュー関数の扱い方についてまとめました。
まずこれシリーズ㉔ ノーティファイアも活用しよう
キュー関数と似ている、ノーティファイアの関数について、どのようにキューと異なるのかについて紹介しています。
まずこれシリーズ㉕ 機能的グローバル変数とは
LabVIEWでローカル変数やグローバル変数の多用は避けるべきと紹介しましたが、この記事で紹介している機能的グローバル変数は、使いこなせればより作れるプログラムの幅を広げてくれます。
ただの変数ではなく、「機能」を持った変数とはどういったものか確認してもらえればと思います。
まずこれシリーズ㉖ (総復習)LabVIEWでゲーム作り
これまでの内容をフル動員して、LabVIEWで簡単なゲームを作ってみます。ステートマシンやキューを使用した生産者・消費者ループの組み合わせで作られ、これはゲームですが、こういった構造を他の種類のアプリケーションにも応用してもらえると思います。
さらにプログラムの幅を広げる
ここまでの内容でLabVIEWでプログラムを作るうえで小、中規模のプログラムであれば対応できることも多いのですが、他にもLabVIEWを使いこなすコツとして紹介していない項目があります。
「まずこれ」という表現より少し踏み込んだ内容もありますが、覚えておいて損はない、そんなトピックを紹介していきます。
まずこれシリーズ㉗ バリアントデータタイプを使う
LabVIEWで扱う様々なデータタイプの中でも、このバリアントデータは特に異質です。
このデータタイプを使わないでもプログラムを書けることはあるのですが、やりたいことがどうしても実現しにくく困ったときに思い出すと応用できるチャンスがあるかもしれません。
まずこれシリーズ㉘シェア変数を使う
LabVIEWで扱える「変数」の中でも、PCをまたいでデータのやり取りを行えるのはこのシェア変数だけです。
使い方にクセがあったりするのですが、オーソドックスな使い方をまとめてみました。
まずこれシリーズ㉙キューメッセージハンドラとは
これまでに扱ったステートマシンや生産者消費者のデザインパターンを組み合わせ応用したとも言えるキューメッセージハンドラデザインを知ることは、LabVIEWでプログラムを書く際の選択肢を増やすことができます。
「まずこれ」というタイトルで扱うには高度な内容な気もしますが、この構造を理解することでこれまでの内容の理解も深まると思い解説をしてみました。
まずこれシリーズ㉚キューメッセージハンドラを理解する
シリーズ㉙の続編として、キューメッセージハンドラをもう少し具体的なアプリケーションとして実装したサンプルを例に、どのような仕組みでプログラムが動くかを解説してみました。
キューメッセージハンドラの理屈は分かったけれど、実際にどうアプリケーションになるのか、実例を知りたいという方には参考にして頂けるかもしれません。
(順次記事ができ次第更新)
この記事では、本ブログでシリーズとして書いてきたまずこれを身に着けるべきと思われるLabVIEWの各種項目をまとめたまずこれシリーズの全内容をまとめました。
自分が知りたい内容について載っていそうな記事を見つけていただく際に参考にして頂ければうれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント
はじめまして。
LabVIEWの解説をされている方が非常に少ない中、全てイラスト付きでわかりやすく説明していただいており感謝しております。
参考書も購入しましたが、なかなか知りたいことにたどり着けず、このようなまとめサイトがあると本当に重宝します。
まだ始めたばかりでわからないことだらけですが、こちらでいろいろと勉強させていただきたいと思います。
今後も更新してくださるとうれしいです。宜しくお願い致します。
コメントいただきありがとうございます!
実際は一つ一つのページ作成するのに結構時間がかかってしまうため、更新の頻度はあまり高くはできないのですがこれからも続けていこうと思っています。
私もLabVIEWを触り始めたころから苦労をしているので、お気持ちはわかります。ブログに記載している内容の範囲でしたら自分で確かめた内容がほとんどですので、
ご質問などありましたら投稿していただけるとコメント返せるかと思います。(すぐではないかもですが・・・)
ご期待に沿えるかはわかりませんが、リクエストなどもしありましたらそちらも書き添えていただけると参考にさせていただこうと思います。